きよ子の家づくり

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土地を割高で買わないための一つの確認方法

土地と建物に費やすことができる総予算の中で、最大限、満足できる土地を選択することが、最も大事だと思いますが、できれば、土地については、割高では買いたくない、というのは、誰もが思うことです。

 

私は、この記事のようにすることで、やや長期間を要しましたが、少なくても、割高では買わずに済んだと思っています。

 

iezukuri.hatenadiary.jp

 

 

ただ、先ほども申した通り、私は、割安さを判断できるようになったのは、結果的なものであって、それには、時間を要しました。

 

私のように、時間的余裕がない、そんな継続的努力は無理、という方には、向かない方法だと思います。

 

そんな方に、その土地の価格が割高ではないか、確認する一つの方法を紹介します。

 

 

国税庁の路線価を確認し、ざっくりと評価してみることです。

 

国税庁は、主に、相続税の土地の評価のために、一定の範囲の市街地の道路については、それぞれに路線価という土地の評価のための基準価格を、毎年、設定し、公表しています。

 

こちらから確認できます。

 

www.rosenka.nta.go.jp

 

 

このサイトの地図から、ご自身の地域を選択し、さらには、より細かな地域情報を選択することで、その土地を含む地図が表示され、その地図上の道路には、数値が設定されていると思います。

 

その道路に設定されている数値が、路線価です。

 

ちなみに、この数値は、千円単位ですので、表示されている数値を千倍にすると、㎡当たりの単価になりますので、その路線価に、候補の土地の広さを乗じることで、基本的な、路線価評価額、というものが算定されます。

 

しかし、路線価評価は、あくまでも、主たる目的が、課税評価のためのもので、市場価格よりも、安く設定されており、その程度は、一般的に、市場価格の約8割程度、と言われています。

 

そのため、路線価評価額を、8割で割り戻すことで、その地域のその土地の平均的なその時点の市場価格が計算されることになります。

 

そして、その価格を基準に、売価として設定されている土地の価格の適正性を評価することができることになります。

 

 

ただし、これはあくまでも、一つの参考値に過ぎず、特に、人気地域については、私の経験上は、路線価ベースで算定した市場価格よりも、実際の市場価格の方が、やや高く取引されている傾向があると思います。

 

また、売買時期の金融状況や、経済状況によっても、相場は変動します。

 

住宅ローンが、容易に、多額に、貸し出されている状況で、景気がいい状況ですと、土地価格は、上がる傾向があります。

 

 

なお、残念ながら、路線価が設定されていない地域においては、固定資産税評価額を基準にすることになりますが、不動産屋に、固定資産税評価額を聞いてみるしか、確認の仕方はないのかと思います。